はずむのトラベルランド
◇◇◇ゲイに関する記述がありますので、不快に思われる方の閲覧はご遠慮ください◇◇『旅』、特に東南アジアをこよなく愛す、なのに、なぜかまったくアジアとは関係のないある国のある町で、ただいま海外生活1年目・・・の「はずむ」のブログです。


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旅行大好きなはずむのブログです。ずっと東南アジア、特にタイ・ラオス・カンボジアを好んで旅して来ましたが、なぜか今は、まったく違う、日本から遠く離れたある国のある町で生活中。日常の生活で見たもの、感じたことを、みなさんにお伝えしようと思います。よろしくね。



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はずむのトラベルランド 旅行記復刻版? 2002年春
旅行記復刻版⑤

2002年3月25日~3月29日のタイの旅行記

~はじめに~ 嘘から始めた旅


今回の旅行には、少しだけ、後ろめたい気持ちがあった。
だから、出発の日を迎えるまで、正直ちょっと気持ちが乗らない部分があった。

「シンガポールへ行く」

そういう嘘から始まってしまった今回の5日間の旅。
どう説明していいか、どう説明すれば理解してもらえるか、正直言ってわからない。
ただ、「タイに行く」とは言いづらかった。
タイに行く・・・。そう言うと、人はいろいろなことを言う。

「向こうに彼女がいるんじゃないの?」
「子供いたりして・・・」
「悪い病気もらってくるなよ」

冗談のつもりで言っているんだろうし、はずむにとって「女」は無縁の問題。でも、
「男」に置き換えれば、そんなに遠い話ではなくなってしまうという事実。
多少の後ろめたさはあった。
でも、そんなことはどうでもいいこと。今回「嘘」からこの旅を始めようと思ったのには、
一番の理由があった。

大好きな「タイ」を、たとえ冗談でも、悪く言われたくない。

自分がなんと思われようと、冗談でからかわれようと、いっこうにかまわないけれど、
それはすべて「タイ」という国の中傷につながる気がした。
そこで生きる、人々については何もしらないのに・・・。あの国の優しさなんか、
何も知らないくせに・・・。
だから、「シンガポールへ行く」と、みんなに宣言して出発した旅だった。

でも。。。親にまで嘘をついて出かけることは、すっごくすっごく心が痛かった。
はずむは、旅のたびに、離れて暮らす親に連絡を入れる。
「タイに好きな男の子ができたから、どうしても彼に会いに行きたい」
そう言えたなら、どんなに素敵なことだろう。。。
でも、そんなこと、言えるはずがない。
だから嘘から始まる旅だった。
タイに行くこと、タイが好きなことには理解を示してくれる、自分を生んだ親。
でも、旅のたびに、一抹の不安を覚えているのも事実らしい。
「向こうでなにか悪い遊び、してるんじゃないの?」
ある時、遠慮がちに、聞いた母がいる。
そんな母に、自分が知っているタイの素敵な部分を、ひとつひとつ語って聞かせた
はずむがいる。
一番肝心なことは言えずに・・・。一番わかってほしいことは語れずに・・・。
はずむのこと、ゲイだと薄々感じ始めている親に、悲しい思いをさせたくなかった。
だって、はずむの喜びが、親の悲しみと同居しているのなら、
それははずむにとって、悲しいことだから・・・。
だったら、多少の心の痛みは覚悟の上で、そうすることが一番だと思ったから・・・。

そして、嘘から始めた今回の旅。

誤解しないでね。みんな。はずむの旅は素敵な5日間になりました。
でも、そんなことがあったことも、そんな気持ちが出発前のはずむにあったことも、
みなさんに知ってほしかったんです。
だって、きっと多かれ少なかれ、誰もが経験していることだと思うから・・・。

旅行自体は楽しかった。だから、下から始まる本文は、いつも通りのはずむなの。
でもね、今回の旅行記は、こんなはずむの状況を書いて、
はじめて一つの記録になる気がして、
完結するんじゃないかと思って、どうしても書きたかったんです。

さぁ、ここまで読んで、いつもと違うはずむにビックリしちゃったみなさん!!
ここからが本番よ~。
はずむの新たなトラベルランドへ、出発しましょっ!!

2002年3月25日(月)の旅行記 成田→シンガポール



いよいよ出発。
午前中お仕事をして、午後から出発だったけど、思いの外お仕事が早く片づいたんで、
予約してあった列車を1本早いものに変更して、空港へ。
もし予定通りだったら、いつもは3時間も4時間も前に空港に到着するはずむにとっては、
ちょっとあわただしい出発になったはずだから、よかった!!
お金をおろしに銀行へ。そしたらそこに、長蛇の列。
あ、そうか、今日は給料日なのね。
仕方なく超長く連なった列に並んで、順番を待ったはずむなの。

特急に乗り込むと、今回の旅の、最初の「むかっ腹事件」勃発。
はずむね、旅行をするときって、列車でも飛行機でも、窓側の座席が好きなのね。
今回のこの列車も、当然窓側の指定席を予約しておいたの。
でも、いざ乗り込んだら、はずむの席に、ちょっと若めのリーマンが、座ってたの。
え???と思ったんだけど、きっと間違えたのね・・・って思い直して、
「すみません・・・そこ。。。」って下手に出て尋ねたの。
そしたら、そいつ、「うるせぇな~」って言わんばかりの顔で一瞬視線をあげただけで、
すぐ読んでいた雑誌に視線を戻したのね。
ちょっと~ぉ、あんた、楽しい旅のはじまりに、やらかしてくれるわねぇ~!!
腹たったんだけど、こいつにこれ以上言っても、はずむの方が
いやな思いしちゃうじゃない?
仕方ないから、そいつの席であろう、通路側のいすに腰掛けようとしたの。
そしたらね、なんとその座席にはそいつの持ち物らしい、包みがおいてあるのよ・・・。
頭きたから、そのままその包みをはずむの尻圧でつぶしてやろうと思って
気づかないふりして、座りかけたのね。
そしたら、そいつ、舌打ちせんばかりの勢いで立ち上がって、包みをつかむと、
ほかのあいてる席に移動して行きやがった!!
すっごいむかついたんだけど、そのまま隣に座っていられるよりは、
数万倍いいじゃない?
おかげで大きなスーツケースを、乗り込んでくる客気にせずに置くことのできる
スペースも確保できたし。
とりあえず、ほっとして、席に着いたはずむ。

列車が走りはじめたから、座って落ち着いて、
「さ、本でも読もうかしら・・・」って、ホームで買ったミルクティーのペットボトルを
窓枠のところに置いたんだけど、
そこに、置き去りにされた携帯電話発見。さっきのリーマンのものに違いないわ。
いつもなら、気づいた時点で、その人に渡してあげるくらいの人の道は
知っているつもりのはずむだけど、あいつのために、そんな親切、絶対してやらないわ。
このまま置いておいて、
降りるときに下に落として踏みつけてやろうかとおもったんだけど、
終点の駅に着く直前に、気づいたらしくて、無言で持ち去って行きました。(笑)
馬鹿リーマン、態度や見かけほどは馬鹿じゃなかったみたいです。

新宿駅からは成田エクスプレスで空港へ。
この成田エクスプレスって、どうしてこんなに高いのかしら・・・。
たばこを通路で吸いながら、これからの旅に思いをはせる、はずむです。

空港に到着して、旅行保険に加入したら、チェックイン開始の時刻。
今回は旅行会社から当日チケット受け取りなので、リクエストはできないわね・・・なんて
考えながら、チェックインカウンターへ入るために、預け荷物をX線にかけたの。
そしたらね、係員のちょっとよさげの男が、はずむのスーツケースを持って、
「お客様、ちょっとこの荷物、あけてよろしいでしょうか?」って聞くの。
「へ?」
はずむ、荷物の中に、なにも「イケナイもの」入れてないわよ~。
第一、シンガポールでカムフラージュ用のおみやげ積み込むために、
中身はほとんどからの状態なんだから・・・。
「何かありました??」って聞き返すと、
「どうやら中にライターらしきものがあるみたいです」って返事。
結局あけられて、引っかき回されて、半袖しゃつのポケットに入っていた
100円ライターが発見された。
夏にしまい込む前に、入れたまま洗濯しちゃったみたい・・・。
「今保安強化のため、ライターはお一人1つしか持ち込みできないんです」
って係員の彼。
「じゃ、処分してください」
って言うと、
「それではこちらの書類にサインと住所を記入してください」って、「破棄承諾書」を
渡された。・・・あんた、ライター一つくらい、勝手になさいよ・・・。これだから
お役所仕事って・・・と思いつつ、きっと彼も好きでこんなことしてないわよね。。。って
思い直して、サインしてさしあげました。(笑)

はずむね、キャセイで香港を経由したときは、香港でお泊まりしたから、
トランジットって、荷物はそのまま最終目的地まで出て来ないって知らなかったの。
チケットもらったときに、はじめてその事実を知って、ちょっと青くなったはずむ。
じゃ、シンガポールで買うつもりの大量のおみやげは、バンコクまで手持ちなのね・・・。
知らなかったわ・・・。

出国手続きを終えて、19:00発、シンガポール航空011便、シンガポール行きに搭乗。
いつもは超早く着いちゃって、時間もてあますんだけど、今回はちょうどいいわ。
飛行機に入ると座席へ。搭乗が終了しても、はずむの隣の2つの座席は空席。ラッキー。
なんか、となりが空席だと、すっごく得した気分。
いよいよ離陸に・・・ってとこなんだけど、
成田って、どうして動き出してから離陸までに、こんなに時間がかかるのかしら。。。
大々的に第2滑走路完成を騒いでるのにね。
フライトアテンダントのお兄さん、中華系のすっきり顔。 いけるわ。。。
離陸すると、なんだかんだでアテンダントのお姉さんがやってくる。
おしぼり。。。イヤホン。。。飲み物。。。食べ物。。。
少し寝ておかなきゃ。。。って思うんだけど、寝れる状態になるまでは、
けっこう落ち着かなかった。
その間各座席に着いているテレビのゲームで、
懐かしのスーパーマリオブラザーズに熱中。
このサービスはなかなか気に入ったわ。

離陸後、明かりが暗くなったのが3時間を過ぎた頃。
せっかく二席となりがあいているので、横になって寝ることに。
短時間だったんだけど、思いの外熟睡できたわ。
でも、変な体制で寝てたから、しばらく首が変な感じでした。
ところでね、飛行経路のせいなのかもしれないけど、シンガポール航空って、
どうしてこんなに揺れるのかしら・・・?すっごい揺れるの。
ちょっと不安になるほどよ。
天候のせいなのかしらね・・・。不明・・・。

7時間半のフライトにしては、そんなに苦に感じない間にシンガポールに到着。
はずむね、予約しておいたトランジットホテルに泊まるために、
一回入国するのかと思ってたの、
でも、トランジットって、入国審査はしないのね・・・。まさに空港内にある、
ホテルにチェックイン。
このチャンギ空港って、すっごいきれい。
たばこ吸って、(ホテル内は禁煙なの)夜食食べて、静かな空港内を歩いてると、
無料のインターネットコーナーを発見。
掲示板をチェックして、到着報告の書き込み。
ホテルにもどって、4時にベッドに入る。
さぁ、明日は・・・っていうか、4時間後にはバンコクに向かって出発。6時に起きて、
おみやげ買って、バンコクに行こうっと。

一日目終了

2002年3月26日(火)の旅行記 
               シンガポール→バンコク→パタヤ



昨日は4時に就寝で、今朝は6時起き。
ふつうなら眠くてあたりまえなのに、全然平気。
とりあえず、やらなきゃいけないことを!!ってことで、シャワーを浴びて、
チェックアウトすると、免税店におみやげを買いにでかけた。
でも。。。たいしたものないのに、やたらと高い。第一、
シンガポールのおみやげって、何???
特にお菓子類の高さは尋常じゃない気がするんだけど・・・。なんなのかしら・・・。
とりあえず見繕って、小物類のおみやげが買い込んだけど、
お菓子は帰りに寄ったときに買うことにしよう。

7:50になったので、ゲートに移動。実は今朝、すっごいおなかの調子が悪い。
昨日、しっかり機内食を食べて、夜中にボリューム満点の夜食を食べて、
そのうえさらに、
おなか出してエアコン効いた部屋で寝てたからだわ・・・きっと。
数回トイレに駆け込む。いやぁ~ん、どうしよう。。。
(結局、4回目くらいにトイレに行った後は、徐々に回復。心配はなかったの)
ところで、今回の旅、やたらと手荷物検査とかの「ピ~ッ」にひっかかる。
ここでもやっぱりひっかかった。引っかかるのいやだから、財布から何から、
ポケットから出して機械通してるのに、なぜかしら・・・。けっきょく毎回、
調べられた後無罪放免になるのに。
なにも入ってないポケットをなんども探られたときには、「NOTHING」って
半ばキレ気味のはずむでした。

いよいよバンコクへ。バンコクまでは2時間のフライト。あっという間の時間なのに、
飛行機の中では軽食という名の、しっかりした量の食事が配られた。
量はね、いいわよ、量は。でも、この航空会社、食事はいまいち。

空港には10:15、定刻に到着。空港にはAくんが迎えに来てくれているはず。
相変わらず長蛇の列の入国審査の後、荷物をピックアップして外に出た。
でも・・・Aくんの姿がない。
なんでぇ~?はずむは今回、Aくんに会いに来たって言っても、過言じゃないのに。。。
ターミナルはわかっているはずだし・・・。2カ所の出口を確認したけど、見つからない。
そしたら、しばらく探してると、出口のところの柵に思い切り体を任せて、
出口を必死にのぞき込んでいる男の子がAくんだったことに気づいた。
あんまり子供っぽい様子でのぞき込んでいたから、
さっきも見たけど、まさか24歳のAくんだとは思わなかったの。
ほっとして、後ろから近づいて声をかけたら、彼もなかなか来ないので、
不安だったらしい。
満面の笑みで、「はずむぅ~!!How are you!?」って抱きついてきた。
いやぁ~ん、Aくん、ここはまだ、日本人観光客もたくさん降りてくる空港よ。
すっごいうれしいけど、同時にすっごいはずかしいわぁ~。

到着ロビーのフードコートで、はずむはモーニングコーヒー、Aくんは遅めの朝ご飯。
今はパタヤに弟と済んでいる彼。聞いたら、
今朝は、遅れないように6時に起きてやってきて、
空港には9時について待ってたって。1時間半、あそこであぁしてたの?
かわいすぎる~。
思わず鼻の頭をこづいてやりました。
この子、かわいすぎて、いじめたくなっちゃうの、はずむ。(爆)
Aくんが、「はずむ、これから何がしたい?どこに行きたい?」って聞く。
これね、タイ語なのに、理解できたの。自然に。
毎日出勤時にテープ聞き続けている効果ね。
バンコクまでの飛行機の中で、Aくんに会ったらどこに行こうか考えてたのね。
彼の田舎のチェンマイまで、空港から行っちゃおうかな・・・とか、
列車でどこかの町にでも行こうかな・・・とか。
でも、彼に会った瞬間に、答えが決まっちゃった。
「パタヤに行こう!!」
彼、朝パタヤを出て迎えにきてくれたばかりなんだけど、
やっぱり彼に出会ったパタヤで過ごしたい。
彼も、どこかほかの場所に行くよりは、実はパタヤに戻りたいと思ってたらしくて、
だったら今日は僕の部屋においでねって。
タクシーでモチットまで移動して、そこからバスで一路パタヤへ。
この子、前回の時も思ったんだけど・・・よく寝るの。(爆)
このバスの中でも、ずっと寝てました。寝顔がかわいいから、はずむは寝ずに
ずっと顔をみてたの。

パタヤのバスターミナルに着くと、Aくんがソンテウのおじさんと交渉。
OKというので、乗り込んだ。
「ボーイズタウン(今回もアンビエンスに泊まるつもり)まで150Bね」
「は???」
「大きなスーツケースあるし、貸し切りだから高いって。」
「でも、高すぎない?」
「うん。すごい高い。」
・・・この子、ガイドとしてはだめだわ。。。と思いつつ、
二人きりのソンテウにまんざらでもないはずむ。
たとえ20Bでも、芋洗い状態のソンテウはいやだもの。
サービス満点のソンテウで、アンビエンスの目の前まで送ってくれました。(笑)
そりゃそうよね。上客だもの。
予約なしだったから不安だったんだけど、無事部屋もとれ、
入ってシャワーを浴びて、我慢できずに・・・。いやぁ~ん、言わせないで!!
この子、本当にノンケなの。はずむが求めるから、つきあってくれるだけ。
でも、いいんだもん。かわいいから。

その後、二人でロイヤルガーデンのインターネットカフェへ行って、
掲示板のチェックと、メールの送信。
掲示板を書き込むときに、はずむのページの中の、
蛙の写真がAくんに変わるのを見せて、
「きみの写真だよ」っていうと、不思議そうにのぞき込む彼。
写真を載せることは言ってあったけど、カエルがなぜ自分に変わるのかが
不思議な様子。
かわいい・・・。

ネットチェックのあとは、マイクスショッピングセンターへ。
実はね、今回の旅行の前の彼とのメール交換の中で、彼、
「リーバイスのジーンズを買ってきてほしい」って
言ってたの。でも、リーバイスって、日本で買うよりタイで買った方が、
2~3割安いのね。
「日本からのものがほしいんなら買っていくけど、
タイで買ってもいいならそっちの方が良い」って言ってたら、
「それでもいい」って返事だったのね。
だから、さっそく二人でお買い物。
入るや否や、リーバイスのコーナーへ向かう彼。501がほしいんだって。
はずむね、ジーンズにそんなに詳しくないんだけど、501にもいくつか種類があって、
そこには1980Bと、2650Bの2種類がおいてあったのね。
ほかにもいくつか彼好みのジーンズがあるらしくて、にこにこしながら品定めしてるから、
「ゆっくり選びなよ」って言って、はずむはほかの売り場をながめてたの。
5分くらいして、彼が呼ぶので、再び店の中へ。Aくんが選んだのは、1980Bの501。
「なんでこっち(2650B)のにしないの?」って聞くと、
しばらく2種類のジーンズに視線を落としていた彼が
ひとこと、「ペーン(高いもん)・・・」って。

あのね、Aくん。おねだりして、買ってもらえることになったんだから、今更遠慮しないの。
馬鹿ね、あんた。でも、そういうあなただから好きなのよ。

「どっちでもいいよ。値段ときみの趣味が比例する訳じゃないし。
ほしい方を選びなね。」って言うと、
また3分くらい悩んだあと、「じゃ、こっちでいい?」って高い方を選んだ。
この子のこういうところ、好きなのね。はずむ。でも、逆に考えて、この子、
はずむと一緒に過ごしながら、
こういう気を遣い続けてるのかしら・・・って、ちょっと気になったの。
小さな我慢や遠慮を重ねてるのかな・・・って。今回の滞在中にじっくり話をしようっと。

ズボンの丈を直してもらってる間に、フードコートでお昼ご飯。ご飯を食べていると、
ショッピングセンター中に
響き渡る大爆音(銃声のような・・・)。結局何だったのかは不明。
一瞬命の危険を感じたはずむです。

ジーンズの包みを抱えてうれしそうなAくんと店の外に出て、
「どうしようか?」って尋ねたら、
「僕の家に行くっていったでしょ。来てよ」というので、ソンテウで彼の部屋へ。
彼、今バンコクの奥さんの家と、パタヤの弟の家を行ったり来たりしてるらしい。
事情はしらないけど。
家の中に案内されて入ると、こぎれいな一軒家。ここに弟と二人で暮らしてるんだって。
家賃は月5000B。このお金は、嫁いでアメリカに暮らしている彼の姉が、
毎月送ってくれているって。
だったら、家賃安いとこに移って、別のことに有効にお金使えばいいのに・・・
って思うのは日本人だからなのかしら・・・。
しばらく二人で話していると、彼の友達がやってきた。
GOGOのショーボーイ君。彼とはこのあとも何度か会うことになるけど、
友達思いの優しい子。顔はむちゃくちゃやんちゃ坊主風だけど。
でも、はずむとAくんを見て、気を利かせてすぐに出て行っちゃった・・・。
ふたりきりでいると、Aくんとはずむの会話は、英・泰・日のチャンポン会話。
でも、理解できるのよね。
なぜかしら・・・。言葉がわかるようになってくると、
少しずつ見えなかったところも見え始める。
もっともっと、言葉を覚えたい。
Aくんも、日本語を勉強してる友達の家に行って、本を写させてもらってきてたの。
一生懸命勉強した言葉を言うんだけど、なかなか理解できない。
タイ語で言ってもらって、ようやくはずむに
理解できるっていう、とっても不思議な会話がしばらく続いたわ。
たとえばね、「オモトチ・オモトチ」って言うのね。
「オモトチ?ちょっとタイ語で言ってごらん?」っていうと、
「プーアン」って。
・・・あんた、それは「おトモダチ」よ。書き写し間違ったでしょ・・・。どじなんだから。
でもね・・・友達の本を一生懸命写してる彼の姿を想像したら、なんだかすごく心の奥が
あたたかくなっちゃった。だって、はずむとおはなししたくて、努力したってことでしょ。
うれしいじゃない?

学生をしてる弟に会ってほしいってAくんに言われてずっと待ってたんだけど、
なかなか弟君、帰ってこない。
「はずむ、今日はGOGOに行くの?僕はかまわないよ」ってAくんが聞いてきた。
「行こうかな。。。久々のパタヤだし。キミはH、嫌いだもんね」
ってわざと拗ねて言ってやると、
「うん」って返事。あんた、その正直な返事は、ゲイのはずむを傷つけるのよぉ!!
「僕ははずむがGOGOに行っても全然平気だよ。今日は僕はどうすればいい?」
って彼が続けた。
「今日は良い子がいればオフするかもしれないし、ここで寝なよ。
明日はホテルで寝よう」
「わかった」
そんな会話のあと、弟君のことはあきらめて、
さっきの友達のバイクで3尻してホテルへ戻ったの。
このへんは、確かにお互い複雑な気持ちがあるけど、Aくんがノンケだってことで、
うまくいってると思うわ。

さて、そんなこんなの帰り道に大事件勃発。
3尻での帰り道、裏道を通りかかると、5~6人の警察官に止められて、
尋問+身体検査。
はずむね、最初、3尻が違法行為だから捕まったんだとおもってたのね。
でも、それにしては様子が違う。
一対一で警察官に、全身くまなく身体検査されて、その後、
持ってたバッグの中身もすべて見られたの。
すべてよ、すべて。バッグの下のすみの方に入ってた、
ガムの包み紙の丸まったやつまで広げて・・・。
やだ・・・。旅行客のはずむが何したって言うのよ~。隣でAくんが必死に
「日本人で、友達で、ホテルに帰るところで・・・」って説明してる。
一通り調べが終わると、
警察官が「ありがとう、申し訳ありませんでした」って英語で言って
3人そろって無罪放免。
なんだったの?って聞くと、友達の子が「ダック、ダック」って言う。
はずむが「ダック?」って言って、手でくちばし作ってガァガァ言ってたら、
爆笑してたわ。
どうやら途中からにぶいはずむも感づいたけど、ヤーバー(麻薬)の検問だったみたい。
若くてかわいいおまわりさんだったから、あんまりいらだちもなかったけど。(爆)
だって、捜査協力のために、自分からバックのチャック全部あけちゃったし。
別のチャックをあける勇気はなかったけど・・・(爆)。
でもね、思ったんだけど、絶対ないとは思うにしても、
もし万一、Aくんや友達の子がクスリもってたとして、
発見されてたら、はずむもただでは帰れなかったと思うのね。
間違いなく一緒に連れて行かれるじゃない?
安易にボーイ君オフしたり、ましてや町中で気軽にハントできないわ・・・って、
ちょっと怖くなっちゃった。

部屋に戻って、少しお話。彼、何か言いたそうだけど、言い出せない様子。
「じゃ、明日ね。」って言ったら、「300Bちょうだい。ぼく、お金ないんだ」って言うの。
時間はかかるかもしれないけど、はずむ、彼とボーイと客の関係から脱却したいのね。
だって、実際彼はボーイをやめたし、もうやりたくないって考えてるわけだし。
彼に対してお金はいつでもあげるつもり。でも、それはチップじゃなくて、
様々なお礼であったり、親愛の気持ちなの。
そんな彼に、「300Bくれ」って言われて、とりあえず渡して帰したけど、
なんで?なんで?って考えてたのね。
で、わかっちゃったの!!わかっちゃったら、情けなくて、申し訳なくて、
泣きたいくらい自分がいやになっちゃった。
彼、今日空港まで迎えに来たときにかかったお金を払ってって
言いたかったんだってこと。
そりゃそうよね。仕事もなくて、弟の部屋に転がり込んでる彼にとって、
バス代やタクシー代って、馬鹿にならないはず。
っていうか、それすら忘れてた自分って一体・・・って感じ。
Aくんは友達として考えてくれてるからこそ、それが言い出しにくかったのに
はずむはそれを理解できなかったし、すっかり忘れちゃってたの。激しく反省しました。
もちろん、次の日の朝、どうにか伝わるように必死にあやまったら、彼、
「マイ・ペン・ライ」って言ってくれたけど・・・。今回の旅、最悪の失敗でした。

Aくんが帰ってから、はずむはGOGOのはしご。
でも、OFFしたい!!って思う子がいなかったの。
結局ショーだけ見て、部屋に戻って一人で寝ました。
後で考えると、300B事件と、この独り寝が、
Aくんに対してのはずむの思いを、何倍にもふくらませた気がするわ。

二日目終了

2002年3月27日(水)の旅行記 
                          パタヤ



寝るのが遅かったので、朝9:30に起床。今日は12:00にAくんが来て、
一緒にジョムティエンビーチに行く予定。
なぜ待ち合わせを12:00にしたかっていうと、1つには、Aくんに会う前に、
ロイヤルガーデンでネットのチェックをしたかったから。
彼、いつもインターネットカフェにつきあってくれるんだけど、
ちょっと手持ちぶさたみたいなのね。
何十分も、読めない画面を見て過ごさせるのはかわいそうじゃない?
ロイヤルガーデンは11:00からだというので、じゃ、12時にしよう!!って
言ってあったの。
もう1つの理由は、昨日Aくんとマイクスに行ったときに、「いいなぁ~」と思った
お財布があったから、もう一度見に行きたかったの。
男性用としてはちょっと大きめの、大げさに言えば小型のバッグみたいな財布でね、
カード類がたくさん入るのよ。
じっくり見て、気に入ったら買いたいって思ってたから、Aくんに退屈させないように、
会う前に行こうと思って。
でも、9:30に起きて、11:00まで何もしないでいるのも、ちょっと退屈。
で、「そういえば掲示板で、ほかにも日本語入力のできるネットカフェがあるって、
書いてあったっけ・・・」って思い出して、ちょっと外を歩いてみることにしたの。
やっぱりこの時期のタイは暑いわ・・・。ちょっと歩いただけで、汗がにじんで来ちゃう。
1st Rd. と 2nd Rd. の間の道を歩いていると、ネットカフェを発見。
「日本語入力できる?」って尋ねると、「できる」って返事なので、
ここにすることにしたの。
何通かメールを出して、さ、掲示板をチェックしましょって思ったら・・・。
思わず「あっ!!」って声あげちゃった。
投稿者の名前の欄に、「ポン」さんのお名前が~っ!!
そうだったわ、ネットカフェの紹介をしてくださってたのって、ポンさんだった。
ここだったのね・・・。
なんだか、とってもうれしくなって、そのことを早速カキコしたはずむです。

一通りネットチェックを終えると、その足でマイクスへ。
途中両替したんだけど、すっかり1B>3.1円になっちゃってるわ。。。
次の時はいくらになってるの???
マイクスまでは、おみやげやさんを冷やかしながら、歩いての移動だったの。
とにかく暑い。汗ぐっしょり・・・。
開店5分前に到着して、開店と同時に入店。タイのショッピングセンターでも
日本のデパートみたいに、
開店時刻には何人かの店員さんが入り口で出迎えるのね・・・なんて
妙なことに感心しながらバッグ売り場に急いだの。
鞄か財布がほしいと思ってやってきたのね。
はずむって、いつもタイではお買い物って、滅多にしない。
買ってもおみやげになるような小物とか、お菓子類くらい・・・。
自分のために何か買うって、全然ないのね。いつも・・・。
でも、今回は自分のために何か買いたかったの。
で、毎日それを見るたびに今回の旅を思い出せるもの
がいいな・・・って考えてたら、結論は鞄か財布だったのね。
はずむの心を奪ったお財布は2つ。1つは1980B。もうひとつは2190B。
いざとなると、どっちにするか、選べないはずむ。
どっちも日本で買えば、10000円は余裕で超えそうなけっこういい品なのね。
でも、タイの感覚で行けば、かなり高価。
タイにくると、すっかりタイの経済感覚ですごしちゃうはずむにとっては、
簡単に手が出せない値段。。。
さんざん悩んだあげく、「いいわ、ちょっと考えて、後でまたきましょう・・・」って思って、
ひとまず退散。
我ながら、超優柔不断だわ。。。

部屋に戻ると、すぐに12時。Aくんとの約束の時間。でも・・・なかなかAくんが来ない。
この子、時間に関して、すっごくきちんとしてるのね。普段。
待ち合わせすると、これまで必ず15分前にはやって来てたから、
どうしちゃったんだろう・・・って、ちょっと気になってたの。
そしたら、10分遅れてAくん登場。昨日のショーボーイのお友達といっしょ。
部屋に通して、ベッドに二人腰掛けさせたんだけど、なんか様子がおかしい。
どうしたの?って尋ねると、友達の方が
「今朝、Aにトラブルがあった」って英語で言うのね。
「何?トラブルって???」ってAに尋ねると、
「僕ね、今日はビーチに行く約束してたでしょ。シャワーを浴びて、
買ってもらったジーンズはいて、歯を磨きながら、流しに手をついたんだ。
そしたらね、流しのねじがゆるくなってて、そのまま下に落ちちゃって、足切っちゃった」
って言うの。
え???って思って、Aの足を見ると、大量の血が流れたあとと、傷口をかろうじて
覆っているような絆創膏。
かわいそうに・・・。イタイだろうに・・・。
それでも約束時間に間に合うように、11:30過ぎに部屋に来たんだけど、
はずむがいないから外でしばらく時間をつぶしてたんだって・・・。
友達の子が、「Aを病院に連れて行ってほしい。僕もAも、お金がない」って言う。
行ってほしいもなにも、こんなに血だらけになってるのに、今すぐ行かなきゃだめじゃない。
でも・・・。タイでの病院なんて、行ったことないから、いくらかかるのか気になる治療費。
だって、財布の中のお金で足りなかったら、両替しなきゃでしょ。
「いくらくらいかかるの?」って友達の方に聞いたら、
「僕がこのまえ腕を切って治療に行ったときは、900Bだった」って返事。
それなら全然大丈夫。早く行こうってことで、彼のバイクに3尻して病院へ向かったの。

病院につくと、Aは受付へ。はじめて病院にかかるらしく、診察券を作ってもらうと、
緊急処置の部屋へつれられて行った。
Aが処置の間、はずむと友達は外に出て、たばこを吸いながらお話。
彼、少しだけ英語ができる。
彼はウドン出身だということ。
Aの弟と最初に友達になって、その後Aと友達になったこと。
イギリス人の現地在住者とつきあっているそうで、
今はショーだけのGOGOボーイなんだって。
彼、顔つきはやんちゃ坊主なんだけど、
なんて言うのかしら・・・性格の良さが、にじみ出てるの。
Aに、こういう優しくて、友達を大切にしてくれる友人がいるっていうことを知って、
すごくうれしい気持ちになったはずむです。

しばらく二人で話したあと、再び病院の中へ戻ると、Aが一人、待合室に座ってた。
足にはきれいに巻かれた包帯。さっきの絆創膏じゃ、ばい菌が入っちゃう。
よかったね、Aくん。
麻酔を打って、縫合したんだけど、
何より麻酔の注射が痛かったそう。しきりにさすってる。
よくがんばったね。痛かったけど、これでひとまず安心だよ。
会計に呼ばれて、治療費の支払い。レジには「1532B」の表示。
それ見た瞬間、Aくんが上目遣いにはずむを見上げた。
ばかね、あんた。こんなとこで金額気にしなくて良いの!!
お金を支払って、三人で外へ。
友達曰く、自分はバーに勤めてるから、保険(!?)が効くんだけど、
Aは辞めてるので、それがないって。
Aくん、「I am sorry, Hazumu」を繰り返してる。
お金のことなんか、何も気にしてないはずむ。
でも、そのことを気にする彼の気持ちはよくわかる。
自分がAの立場だとしたら、きっと気にするもの。何度も謝るもの・・・。
一生懸命、頭の中で、なんて言ってあげようかと考えて、こう言ったの。
「マイペンライ。けがをしたのはキミ。痛かったのもキミ。かわいそうなのもキミ。
そのうえお金のことなんて気にしなきゃいけないとしたら、
さらにかわいそうなのはキミ。
日本で治療費って言ったら、この10倍かかるんだよ。大丈夫。Aくん。
そんなこと気にするなら、
その分クスリ飲み忘れないようにすることに神経つかいなさい」って。
友達が所々、タイ語で通訳をしてくれた。
Aくん、今度は「コップクン」を繰り返してる。いとおしくなって、肩を抱いたわ。

3人でロイヤルガーデンまで行くと、友達は気を遣って、そこから帰っていった。
今日バーにでも行って、彼にお礼言わなきゃ・・・。
やっぱり気にしてるAくん。元気づけようと思って、
「Aくん、はずむ、タイスキが食べたいな」って言った。何かはずむのため動いてもらえば、
彼の気が楽だと思って。
Aくんがにこっと笑って、レストランへはずむの手を引いて行った。
でも、メニューを見て、「あら???」。ここはタイスキじゃなくて、焼き肉よ、Aくん。
この子、タイスキってものを誤解してるのか、行ったことないのか、
とにかく詳しくないみたい。
タイスキでも、焼き肉でも、なんでもいいんだけど。はずむ的には。
Aくん、どんどんお肉や野菜を焼いては、はずむの皿に入れてくれた。
自分はカオパット頼んで、そっちを中心に食べてる。Aくん、カオパットが大好物なの。
お返しにはずむも、どんどんお肉をお皿に入れてあげたわ。

でも・・・やっぱり気にしてる。Aくん。
それにね、はずむの方も、
1500Bって金額がかかったこと自体は全然気にしてなかったんだけど、
予想外の出費ではあったから、
頭の中で「いくら両替しようかな・・・」っていう考えがあったのは事実なの。
それに、タイスキ食べたかったな・・・って気持ちがちょっとあったのも事実だし、
Aくん足けがしちゃって、この後どうしよう・・・って考えてたのも事実。
そんな事実が重なって、はずむ、きっと考え事をしてる顔してたんだと思う。
Aくんが突然、
「はずむ、ハッピーじゃないよう見えるよ。何を考えてるの?」って
悲しそうに聞いてきたの。
ハッとしちゃった。ごめんね、Aくん。今一番つらい思いをしてるのはキミなのに。
「キミのことが心配なんだよ。何も気にしなくて良いから。キミがハッピーなら、
はずむもハッピーだよ」って
答えたわ。
言葉が通じれば、すべて心の中を話すことができるのに・・・。こう表現するのが精一杯。
Aくん、本当にごめんね。気を遣わせちゃって・・・。

部屋に戻ると、Aくん、眠そう。
けがした後って、ショックが体にかかってるわけだし、
治療のあとって、眠くなるじゃない?クスリもきいてるし。
それに、彼、はずむとべったりしてたら、
なかなか気持ちが解放できないんじゃないかって思ったのね。
「Aくん、はずむ、ちょっと買い物に行ってくるけど、ここで寝てる?」って言うと、
うなずく彼。
少し一人にしてあげようと思って、彼が寝付いたのを見てから、再びマイクスへ。
買っちゃった。財布。すっごいお気に入り。
その後、アンビエンスのカフェで日記を書いてた。
Aくんがいるところだと、なかなか日記も書けない。
はずむにとっても、一人の時間が大切なのかも知れないわ。

ほかにもいろいろ見て回ったりお買い物したり・・・って、約2時間後に部屋へ。
Aくん熟睡してるので、起こさないように明日の出発のために、荷物の整理をしてたら、
しばらくしてAくんが起きてきた。
二人きりで、ベッドに横になってお話。
「Aくんはゲイじゃないし、奥さんも子供もいる。
だから、はずむはAくんのフェーンにはなれないけど、
キミははずむにとって、すごく大事な友達だよ。」
はずむが言うと、Aくん、うれしそうにうなずく。
「はずむ、今日もGOGO行くけど、キミはどうする?」って尋ねると、
「Up to you」っていう返事。
はずむ、ちょっと真剣な顔して、彼に言ったの。
「もうAくんはボーイじゃないし、はずむもお客じゃない。
はずむはAくんがGOGOを好きじゃないこと、知ってる。
キミが男とのHを好きじゃないことも知ってる。
はずむはAくんがいやなことはしたくないし、させたくないよ
だから、”Up to you”はやめよう。キミの気持ちを言ってよ。
はずむも自分の気持ちを言うから・・・」って。
彼、目を潤ませながら、真剣に話を聞いてた。で、
「じゃ、僕は行かないよ。あんまり好きじゃない。でも、だからって、はずむは行ってね。
ぼく、はずむがGOGOに行っても、全然大丈夫だから。誰かをオフしても、
僕ははずむがサバーイなことが
一番の希望だから・・・」ってはずむに行ってくれたの。
なんとなく、前回より一歩前進した気がする、Aくんとはずむの関係。
言葉はつたないけど、いろいろすれ違っちゃってはいるけど、
だからこそ気持ちは通い合って来始めている実感。なんだかとっても心地良い。

「次はいつ来る?」
「う~ん・・・早ければ夏かな。その次は冬かな・・・・。」
「じゃ、夏はどこに行きたい?」
「プーケットがいいかなぁ・・・」
「そしたら冬は、チェンマイの僕の田舎に行こうよ」
「いいね。Aくんは飛行機に乗ってみたい?」
「うん。僕の弟は乗ったことがあるんだ。離陸と着陸の時に、
すごくどきどきしたって言ってた。僕も乗ってみたいな・・・」
「そっか。じゃ、飛行機で行こうね。」
「本当?うれしい!!絶対行こうね、はずむ。」

昼間は少しブルーだったAくんも、元気になった。これで次回2回分の
旅行の計画はスタート。
ただし・・・って感じで、はずむはもう一言、付け加えた。

「でも、ちゃんと仕事見つけて、奥さんや子供を幸せにできなきゃ、連れて行かないよ。
なんて言ったって、前回の仕事、3日で辞めちゃったんだからね、キミは!!」
それを聞いてAくん、枕に顔をうずめて泣き真似してました。(爆)

Aくんは部屋でテレビ見てるって言うので、はずむはGOGO巡りに。
今日も4件くらい回ったけど、オフする気にならないはずむ。
せっかくのパタヤなのに、はずむったら、今回はどうしちゃったのかしら・・・。
結局、Aくんの友達のショーを見に行って
「明日帰るけど、Aをよろしくね。」ってチップ渡して、部屋にもどったはずむ。
Aくん、テレビ見ながら起きてまっててくれた。
「おかえり、はずむ。オフしなかったの?」
「うん。良い子いなかったし。やっぱりAくんが一番だよ。Hなくてもいい。」
そういうはずむに、Aくん抱きついてきて、結局・・・しちゃった。(爆)

ちょっと小腹がすいたので、セブンイレブン近くの屋台でホットケーキを購入。
ホットケーキにキャベツ(?)と砂糖とごまが入ってるお菓子。・・・後悔。
激まずだったわ。
明日は実質最終日。さらにいいことあるかな・・・。

三日目終了

2002年3月28日(木)の旅行記 
              パタヤ→バンコク→シンガポール


今日はバンコクへ移動。Aくんの奥さんと赤ちゃんに会いに、バンコク近郊の町に寄って、
そのあと、二人の間で、
とっても親切にしてくださったshigeさん(これまでの旅行記ではSさん。)にお礼もしたい。
だから昨夜、Aくんに
「明日は6時に起きて、7時にはバスに乗ろうね」って言っておいたの。
彼、「SURE?」って、ちょっと驚いてたけど、OK、OKって承諾したのね。
でも・・・。
目覚ましかけておいたのに、はずむが目を覚ましたのは7:30。
とうぜん寝ぼすけAくんは隣で熟睡中。
すぐにシャワーを浴びて、荷物の最終確認をしてたら、Aくんも起きてきた。
彼、足をけがしてるでしょ。昨日、今日の予定の話をしてるときに、
「A、無理しなくていいんだよ。足をけがしてるのに、
バンコクや空港まで行くのは大変だよ。。。」って言ったの。
そしたら、どうしてもはずむを奥さんに会わせたいって。
はずむ的には、最後までいっしょにいれるっていうのは、すごいうれしいんだけど、
大丈夫かしら・・・。
くるときは150Bだったのに、帰りはソンテウ60B。ぜったいぼられてたのよね。
行きのソンテウ。
てっきりバスターミナルまで行くのかと思ってたら、
着いたところは国道沿いのバス停。
乗り込んだバスは、エアコンの普通路線バスみたい。エカマイまで一人70B。
安いけど、それぞれのバス停にとまって客を乗せるから、いつもよりずいぶん時間が
かかる気がする。
それでも8:00に出発したバスは、10:30にバンコク近郊の奥さんの住む町へ到着。
彼、今日はバスの中で寝なかったわ。そりゃそうね。昨日からずいぶん寝てるもの。
この子。

バス停でタクシーを捕まえて、彼の奥さんの住む家へ。赤ん坊と奥さんの弟が
出迎えてくれた。奥さんのお父さんとお母さんも同居しているそう。
奥さんは工藤静香にの、かわいい感じ。赤ちゃんはAくんと目がそっくり。
かわいい顔してほほえまれて、はずむも思わず、ニコっ。
ずっとお母さんのあとをついて回ってたわ。
赤ちゃんね、パパであるAくんが苦手みたい・・・。しょっちゅう家を留守にしてるってのもあ
るんだけど、完璧にママっ子。女の子だし、大きくなったら、苦労するわよ・・・。Aパパ。
でも、赤ちゃん膝にかかえて、ジュースなんか飲ませてる姿、完全にパパの顔してる。
とっても素敵だよ。Aくん。
この家を訪れさせてもらって、改めて実感したこと。
それは、やっぱりはずむのAくんへの思いは、愛じゃないってこと。
彼と奥さんの様子を見ても、赤ちゃん見ても、全然気持ちが揺れないのよ・・・。
なんか、うまく言えないんだけど、自分の後輩の家に来て、
奥さんや赤ちゃん紹介されてる気分。
すごく心が優しい気分でいられたの。
これって、きっと、Aくんの力も大きいと思う。
今回ね、GOGOへも回ったでしょ。パタヤで。
正直言って、Aくんよりかわいい、素敵な子はたくさんいたの。
で、Aくんとは、かわいい子いたら、部屋につれてかえって、
その間、Aくんには下のカフェに待機してもらうっていう算段まで、整ってたのよ。
二人の間で。
でも、どんなにかわいい子がいても、オフする気にならなかったのは、
Aくんへの遠慮でも、気兼ねでもなくて、
Aくんほどの優しさや思いやり、安らぎを、
そのボーイ君たちに期待できないだろうな・・・っていう気持ちからだったと、
今になって思うのね。
彼はノンケだけど、はずむを好きでいてくれる。
はずむはそんなノンケのAくんが大好き。
これって、いい関係だよね。きっと。

彼の家でお昼ご飯。奥さんが買い物に行ってくれるって言うから、
「いくら渡せばいい?」って聞いたら、Aくん、「300Bくらい渡して」って返事。
500B渡したら、買い物から帰ってきた奥さんが、おつりを返そうとした。
お世話になってるんだから、せめてそれくらいはさせて・・・。
彼女、コップクン、カップって言って、受け取ってくれました。
Aくんのバックの中から、赤ちゃんがはずむがあげた日本の絵はがきを見つけ出した。
それを見て、奥さん、「スワーイ」って、感動してくれてる。
桜の花がさく、富士山の写真。今がちょうどこの季節だよ。本物を見せてあげたいな・・・。

食後しばらくお話して過ごしてたんだけど、shigeさんに早く連絡とらなくちゃいけないし、
空港に行く時間も、刻々と迫ってる。
また来ますね・・・って言って、はずむとAくんはタクシーで、スカイトレインのon nutへ。
そこでshigeさんに電話をすると、1時にサイアム駅まで出てきてくださるという返事。
二人でスカイトレインに乗り込んで、サイアムに向かいました。
「二人とも、ほんとにお世話になったから、きちんとお礼しようね」って
Aくんとスーツケースに腰掛けて待っていると、程なくshigeさん到着。
三人でサイアムセンターのフードコートに入ったの。
はずむはshigeさんにお昼ご飯でもごちそうしたかったんだけど、すでに時間は2時近く。
結局、ごちそうするどころか、逆に二人で飲み物ごちそうになっちゃった・・・。
Aくん、はずむ抜きでも数回shigeさんにお会いしてるし、電話でも何度も話しているんで、
お会いできてとっても楽しそう。そうだよね。キミにとって、
自分の気持ちを伝えるために、とっても大きな力を貸してくださる方だもの。
Aくんのお仕事の話、家族の話、いろいろな話をしていたんだけど、
Aくん、ふと、shigeさんにお願いして、はずむに尋ねたいことを思いついたみたい。

「はずむは、僕が奥さんもいて、子供もいて、そういうのイヤじゃない?」

shigeさんが通訳してくれた彼の質問に、少し考え込んだはずむ。
そして、こう答えてもらったの。

「はずむにとって、キミはもう大切な存在。奥さんがいて、子供がいて、幸せなキミの
近くにいることが一番のはずむの幸せ。大好きだけど、キミにとってのフェーンじゃない
ことは理解してるから、全然気にすることないよ」って。
shigeさんから伝えてもらったはずむの言葉を聞いて、彼、はずむの大好きな笑顔を
見せてくれました。

もっともっとお話していたかったんだけど、shigeさんも用事があるだろうし、
昼間の空港への移動にどれくらい時間がかかるかもわからない・・・。
2:30になって、お別れをして、タクシーで二人、空港へと向かった。
タクシーの乗り場まで、スーツケースを運んでくれたshigeさん。
本当に何から何までありがとう・・・。
shigeさんのおかげで、今のAくんとはずむの関係があるんです・・・。
お礼も受け取ってもらえなかったけど、
いつかきっと、今度ははずむがshigeさんの力になりたいです。

空港へのタクシーの中で、
今回の旅行中ずっとはずむとAくんの会話の力になってくれた、
シートォングさんに紹介していただいた日タイ辞典をめくり、
「寂しい」という言葉を指さし、Aくんに見せた。
いろいろな意味のこもった「寂しい」って言葉。
長い文章よりも、気持ちがこめやすい単語。
それを見てAくん、「SAME, SAME A」って言うAくん。

タクシーを降りて、二人でスーツケースを転がしながら、2階のカフェへ。
「帰るね・・・Aくん。寂しいけど。」
「うん・・・」
「でも、夏はプーケット。冬はチェンマイだよね。」
「うん。ここから飛行機で行くんだよね」
「そうだよ。Aくん。きっと楽しい旅にしようね。
クスリ、飲み忘れないで。あと、病院に行ってね。必ず。」
そういって、少しだけど、お金を渡した。封筒の中のお金を数えたりは決してしない彼。
「はずむ・・・ありがとう。」
会話よりも、見つめ合ってる方が長い、二人の最後の時間。
でも、あっという間に、その時間は過ぎ去った。
チェックインの時間。彼と並んで店を出る。
チェックインカウンターへ降りるエスカレーターの前。これで降りたら、あとはお別れ・・・。
Aくんが「はずむ・・・元気でね」って言って、たくさんの人がいる前でキスしてきた。
ばか・・・。Aくん。下から見たら、あたしたち、ステージの上のロミオとジュリエットよ・・・。

たとえこの後、何かの事情で別れが来ても、
はずむはぜったい、この子と出会えた幸せを忘れない。
はずむの人生の中で、たくさんのすばらしいものを与えてくれた彼のことを・・・。

はずむがチェックインカウンターで手続きを終え、いよいよ出国手続きに入るときに、
泣きそうな彼の顔。
泣かないで・・・。それでなくてもはずむ、もう少しで泣きそうなんだから・・・。
だからイヤなの・・・お見送り。
彼は「またね。はずむ。待ってるからね」と言うと、振り返らずに立ち去った。
はずむも、振り返らずに、出国手続きに向かったの・・・。



出国手続きを終えて、はずむは日本に電話。母親の声。
「今どこ?」
「空港」
「明日の朝帰ってくるのね。」
「そうだよ」
「気をつけてね。シンガポールはどうだった?」
「何もなかった・・・。やっぱりタイの方がいい。」
「そう・・・。じゃ、また行けばいいじゃない。タイ」
「そうだね。とにかく帰るから。」
「わかった。おみやげいらないからね・・・」
電話を切って、なんだか我慢できなくなって、トイレに行って泣きました・・・。

最低。はずむ。

落ち着いて、空港内のネットカフェでメールをチェックしていたら、職場の人からメール。
何かあったらメールくださいねって、言ってあったの。
「旅行先までごめん。トラブル発生。帰国後すぐに出勤してください!!」
・・・一気に旅情も、感傷もぶっとんだはずむ。
明日から現実が待ち受けているのね・・・。はぁ~。

たばこを吸って、日記を書き始めたら、搭乗のアナウンス。
空港に到着したときはまだ日が高かったのに、
もう夕暮れすぎて、辺りは暗くなり始めている。
離陸して、窓からバンコクの町の灯りを眺めて、「この下に今Aがいる」って思うと、
また切なさがこみ上げて来ちゃった。
また必ず来るからね・・・。

シンガポールでは1時間45分の待ち合わせ。買い物でも・・・と思ってたのに、
とんでもなかった。
すごい短いのよ・・・。時間がないの。
たばこ吸って、簡単に買い物すませたら、もう搭乗の時刻。
よかった・・・。行きにおみやげ買っておいて。
隣に座ったのは日本人の若者二人連れ。これじゃ、日記、恥ずかしくて書けないわ・・・。

四日目終了

2002年3月29日(金)の旅行記 
                          成田着

成田には6:50に到着。7:10のバスに乗りたかったのに、乗れなかった。
税関でまた荷物あけられちゃうかな・・・って思ったんだけど、今回はあけられなかった。
係員、すっごい厳つい顔した怖い感じの人だったのに・・・。
荷物は今回は宅配で送ることに。でも、預けたあとに大失敗発覚。
やだ。。。長袖のシャツいれたまま出しちゃった・・・。
おかげで小雨降る町を、半袖シャツ一枚で自宅まで向かったはずむです。






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